無為の生き方
世界人類が平和でありますように

章   祈 り
   
― 世界平和祈るは神の御心のひぎきにあれば祈る楽しさ 

 世界は平和になる

夜明けの前の暗闇が今

五井先生が終始一貫説かれたのは、「祈り」です。それも自我の想いを満足させるようなひ弱なものではありません。祈りによる「神我一体」と「世界の完全平和」を同時に為さしめるものです。それは「個人・人類同時成道」の道です。

地球は今、科学の進歩により核兵器をつくり、間違った指導者の判断により、ボタン一つで一瞬にして地球を滅亡させてしまう状況に至ってしまいました。もし、第三次世界大戦が起これば、核爆弾の使用により地球の存亡は危ういものになります。また、それに加えて、地震等による天変地異の脅威も拭いされません。

地球は、開闢以来、幾度も高い文明を築いて来たにもかかわらず、最後は滅びの一途を辿って来ました。今度こそ、失敗は許されません!

しかし、神様の世界では、完全平和は出来上がっているのですから、どんな混迷の時が来ようとも、それは新しい世界を招来されるための大掃除です。すべてを「消えてゆく姿」にして、ひたすら「世界平和の祈り」を祈ってゆきましょう。

まさに、「夜明け前の暗闇」が今です。

いよいよその時は来た

いよいよ、その時は来ました。待ちに待ったその時です。それは、争いに継ぐ争いの歴史に終止符が打たれるその時です。大多数の人が世界の平和を欲しているにも関わらず実現することができなかった「真の平和」をこの地球に樹立する時です。

五井先生は、公に予言は一切なさいませんでした。それは、予言をしても意味がないからです。よく、いついつに地震があるとか予言をする人がいますが、人を不安・恐怖に陥れるだけで何の益もなく、そこにマイナスのエネルギーを呼び込むだけです。

しかし、その五井先生が、唯一、予言されたことがあります。それは、「世界は必ず平和になる!」ということです。

現実の地球は、いつ滅亡の道を辿ってもおかしくない状況にありますが、この地球を創ったのが神様なら、その神を信じるしかありません。何のために神はこの地球をお創りになられたのか?まさか、地球を破滅させるためではないでしょう。完全なる平和なる地球を目指されていることに疑う余地はありません。私たちは、五井先生が唯一残された「世界は平和になる!」という予言を信じ、意を強くもち、五井先生が説かれた「祈りの道」を邁進してゆきましょう。

すべては祈りから

五井先生は空想家ではなく、世界を平和に導く現実主義者、リアリストです。世界を平和にする現実的な方法を示されたのです。

「すべては祈りから」です。

世界は平和になることは決まっていますが、人間が何もしないで平和になることはありません。神の意を受けて、人類が平和に向けて動かなくてはいけません。

それが「祈り」です。

神様と波長を一つにし、平和になる叡智を授けていただく方法が「祈り」です。

自己を守ろうとする自我防衛本能は、究極の兵器、核爆弾をつくってしまいました。それではダメなのです。自我の想いからではなく、神の平和の叡智をいただくことです。

「世界人類が平和でありますように」すべてはこの祈りから始まります。


 世界人類が平和でありますように 


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