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第7章 人類の未来 7 不食の真実(人間は食べなくても生きてゆける) 不食の体験から 現代人の多くは、「食に把われ、食べ過ぎ」の傾向にあります。お腹の出ている人は特に要注意です。私が読んだ本では「一日、青汁一杯だけで、十数年間」元気に普通の生活をしている人がいます。その人の写真を見ましたがふっくらした感じで、とても青汁一杯だけで生活している人には見えません。 *「食べること、やめました」 森美智代著 (マキノ出版) 私はある時期、山田鷹雄さんの「不食」という本を読み、その本に書かれている「人は食べなくても生きてゆける」という内容に感銘し、真面目に三ヶ月ばかり食べないことを実践したことがあります。少しずつ食事の量を減らして、最初は肉を止め、魚を止め、乳製品を止め、穀物も止め、最後は野菜と果物だけで何週間か生活しました。この体験は私にとって大変貴重なものになりました。今まで、どれだけ必要以上の食物をとり、食物を粗末にしてきたかも実感することができました。今は心から食物のありがたさがわかります。いずれにしても、現代人は食べすぎで食物を消化するために必要以上のエネルギーを費やし、体に毒素を溜め込んでいます。 私は自らの不食の体験を通して、現代人は食事の量を減らすべきです。よく腹八分といいますが、腹六分でもいいかもしれません。人間は徐々に体を馴らしてゆけば「青汁一杯」だけでも生きてゆけるようになるわけですし、究極に至れば山田鷹雄さんのように何も食べなくても生きてゆけるわけですから・・・まあ、そこまでいかなくても、とりあえずは意識して「小食に徹する」ことは健康上最も体によいことだと直感します。 私は「この食品は栄養があるとか、これは栄養がないとか」一切、人間の浅はかな智慧を働かせないようにしています。食品そのものに善悪がないように、何を食べてもいいと思います。ただ一つ「食べ過ぎないこと」それだけです。実際私は、身長は百六十七㎝ありますが、六十二㎏あった体重を、不食で五十三㎏、体脂肪率九%まで落としました。その中で体に優しい食べ物が何であるかがわかるようになりました。やはり多くの人が言うように肉は消化に時間がかかり内臓に負担がかかります。宗教上、殺傷しない理由で肉をとらない人もいますが、体への負担からも肉はとらないに越したことはありません。 食事をいただく時は、「小食を心がけ、食卓にでたものは感謝していただく」そして「口の中で食物がどろどろになるまでよく噛むこと」それだけです。よく噛めば噛むほど「神(カム)」になる、などと洒落て言っている人もいますが、私もその通りだと思います。 今私は朝食はとらず、昼と夜は軽くとっています。ただ、私自身としては近い将来、無理なく「不食」の体に移行したいと考えています。 不食のメカニズムについて 不食のメカニズムについては、「宇宙全史別巻」の中で月読之大神が説明されていますので参考にしてください。 ●=月読之大神 ○=虚空蔵氏 ●「腸がそういう働きをするのよ」 ○腸がそういう働きをするのでしょうか? ●「ビタミン、ミネラル、タンパク質、糖質・・・その他すべての栄養素を作るんだよ」 ○有機的なものは合成すればいいのかと思うのですが、ミネラル(鉱物)はどうやって作るのでしょうか? ●「原子変換で作るんだね」 ○どうやって? ●「腸内細菌の働きには、あなた方の今の科学では知り得ていないポテンシャルがあるのよ」 ○細菌が原子変換をやっているんですか? ●「そうね」 ○それでは細菌で金やプラチナを作ったりできるのでしょうか? ●「出来るね」 「人類がもう少し進化していくと、エネルギー源自体をそこに求めていくようになっていくだろうね」 ○そもそも断食中ですから、タンパク質や有機質なものも変換するための元の材料が体内にない状態で、どうやって生成するのでしょうか? ●「それも細菌が作っているね」 「腸内には善玉菌ばかりではばく、あなた方が呼称している悪玉菌というのもあるでしょ」 「それを変換して作るんだよ」 「だから本来は悪玉菌というのはないんだよ」 「さらにその状態になっていると気のエネルギーをダイレクトに摂取できるようになっているから、ほぼ気でまかなえているんだけどね・・・それでも肉体を持っていると現実世界のものが多少でも必要な時もあるのよ」 ○なるほど・・・細菌がエネルギーを作り出し、食料も作るんですね。そういう社会は穏やかになっていくんでしょうね。 ●「時間が・・・時間が穏やかになっていくだろうね」 「小食になっていく」→「野菜だけになる」→「果物だけになる」→「青汁のようなものを少しだけ」→「水だけ」・・・・このように進行していくようです。 食事に関しては、肉も魚も「食べたければ食べてよし」ということのようです。また二十年後には多くの人が「食べなくてもいい」体に自然に移行するようです。その時でも食べたい人は食べていいわけで、すべて自由です。不食を目指す人は自分の体に聞きながら、何事も無理をしないで自然に小食から始めてゆけばいいと思います。 |
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