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第4章 自然に帰れ ― 自然は神様、山にセルフビルドでミニログハウスを建てる ― 4 自然から生まれた芸術 自然の美に感動 私は小さい頃から絵が好きで、美大を出て美術教員をやる傍ら地道に絵を描いてきたことは既に「生い立ち」の中で触れました。山に魅せられ山を歩き回り、朝日に照らされ虹色に輝く富士山の作品を中心に制作していました。 そして、六十才の定年退職を機に、山梨県北杜市白州町に土地を購入しセルフビルドでミニログハウスを建てるために山に通い、四季折々、自然が織りなすその様を目の当たりにして感動の連続でした。「美」とは何か実感し、これまで描いてきた絵が陳腐にさえ思えてきました。私がこれまで描いてきた絵は、対象を通して表面的にとらえた美であり、「美はもっとその奥にある」と直感しました。 動物や昆虫、草花、土地を耕した時に出た木の根っ子や山に転がっている風化した木、切り株や皮、枝等々、どれ一つとってもその形や色は人間の頭では考えられない想像を遥かに超えたものです。
自然から生まれた作品
そして、直径二十センチくらいある野ざらしにされた切り口が黒く変色している杉の木を見つけ、試しにそれを様々な方向に切ってみました。そうしたところ、驚くような木目と色が出てきました。切り方によって実におもしろい表情を見せてくれます。そして、その端材を切り、様々な木の美しさを楽しんでいます。
そんなこんなで、山や川で拾った木、近くの製材屋でいただいた端材は、次々に作品として生まれ変わりました。作品をつくのに理屈はありません。持ち帰った木をただ眺めていると、ある日突然、こうしたいという思いが沸き上がってきます。後は体が勝手に動くだけで、作品をつくるという感覚ではなく「自然に生まれた」もので、あたかも捨てられた木に生命が蘇った感があります。
平面作品に挑戦
そして、描く支持体を布にしたり木にしたり、墨に代わって土やシェルマチエールや日本画の顔料を入れたり、絵肌を工夫しながら今に至っています。
一番新し作品を紹介します。これまで「虹色に輝く富士山」を描いた中で磨いた色彩感覚を、自然に委ねてつくってみました。絵を描く支持体は画布や板や竹など様々ですが、その支持体がもつ特性を生かして色を楽しんでいます。最初からこんな作品をつくろうという意図はなく、出来上がるまで何ができるかわかりません。まさにワクワク、ドキドキです。題名は作品のイメージから後でつけます。
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