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第2章 絵とは神と一体になる祈り ― 私の絵画論 (自然と共に自然を超えよ) ―
「美こそ神のみ心」 五井先生は「美」こそ、神のみ心であり、真・善・美の頂点に立つとおっしゃっていました。ですから、美を追求することは神を求めることと同義であります。あえて絵を描かなくても、美に感動したり、美しい行為を心がけたりし、すべての中に美を見出し、美を形として表してゆくように心がけてゆくことが大切です。 中でも芸術と呼ばれているものは、すべて神のみ心である美を表現する道で、イイ芸術に触れると心は高まります。 絵画においては、十人十色、人それぞれですが、それはそれでどんな絵も尊くすばらしいもので、描く人の感性が高まれば、その個性的な表現が深い美の世界につながってゆきます。 「ピカソはわからない」 ピカソはその当時は「革命児」でした。見たままを描くことが絵だと思っていた人にとっては、「なんだ、これは!」と思ったことでしょう。 ピカソは絵画にとどまらずデッサンや彫刻・ 陶芸など、膨大な作品を残しており、確かにわけのわからない絵もたくさんありますが。数多くある作品の中には生命がほとばしりでるような素晴らしい作品も多々あります。 中でも、勢いのある線で描いた絵皿には私好みのモノがあります。写真の絵はネットで見つけたものですが、顔の表情が優しく線の美しさがキワダッテいます。自由奔放なその表現はまさに現代絵画の原点であり、ピカソが天才と呼ばれる所以です。 私もピカソの如く、もっと自由に感じたままを表現できたら、どれだけ素晴らしいことかとこの年になってつくづくと思います。私の「絵心」を、ピカソの自由なる表現に学び、更なる飛躍を果たしたいと考えています。 |
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