世界人類が平和でありますように |
第2章 絵とは神と一体になる祈り ― 私の絵画論 (自然と共に自然を超えよ) ― 2 牧谿と墨絵の世界 伝牧谿 「煙寺晩鐘」 牧谿印 「猿猴図」 長谷川等伯 「松林図」 東洋で最も尊敬する作家は、中国の南宋時代に活躍した「牧谿・もっけい」という水墨画家です。大学の美術史の講義で、その作品に接し、非常に深い感動を覚えたことを昨日のように思い出します。 中国では「粗放にして古法なし」と高い評価は受けていませんが、日本には鎌倉時代に伝わり、室町時代には、かの「雪舟」やとりわけ「松林図屏風」で知られる「長谷川等伯」に多大な影響を与えます。「にじみ」の中に精神性を表現するその手法は、まさに「牧谿」に影響を受けその研究の成果が結実しています。 水墨画の墨による白黒の世界は、芸術の極致です。複雑なものを単純化し美しさを際立たせます。一本の線に生命(いのち)与え、にじみの中に深い精神性を表します。 何という優しさ、奥深さでしょう。あのバッハのオルガン曲を彷彿させます。今の私の絵画制作のよりどころであり、私もこのような絵を描きたいと強く願っています。 世界人類が平和でありますように |
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