１  絵は宇宙を創造する

　　絵は宇宙を創造する

普通の人は、日常の生活に追われ、そのことを深く探求することなく年をとってゆきます。心ある人は、哲学や宗教を学び、「この宇宙はただ偶然に存在しているのではなく、必然があって何者かによって創造されたのだ」と理解するようになります。

この宇宙を創造したモノは存在し、私たちはその力・エネルギーによって生かされていることは確かです。


　天空作画　「春の時めき」　油彩画　Ｆ８

　五井先生は、この宇宙は一なる生命の源なる神が陰陽に別れ七つの直霊となり、そのそれぞれの直霊から神々が分かれ神界・霊界・幽界、そして肉体界を順次創っていったのっだとお説きくださっています。

この地球の動物も植物も、海や空、美しい山々もすべて神々様が創造した「芸術作品」です。

私は神々がこの宇宙を創造されたと同じように、絵を通して、わが宇宙を創造します。私にとって絵を描くことは「宇宙を創造する」ことであり、絵に一つの法則を与え、陰陽のバランスをとり「美」を創造することです。 

本来なら、神々となり、美に溢れた宇宙を創造することが私の夢ですが、今はこの麗しき地球に住む地球人として、絵を通して私が理想とする美の世界を創造します。 

「絵を描くことは本当に楽しいことです」 

神々が創り給うたこの地球の神秘なる美の世界を心おきなく堪能し、それを超えることこそ、私がなさんとしていることです。大きなことを言っているように聞こえるかもしれませんが、これが私のめざすところであり、これ以上に楽しいことはありません。 

　絵は密室の祈り

「絵は密室の祈り」

とは、日本画家、村上華岳の言葉ですが、まさにその通りです。 

絵を描くことは、神と一つになる行為であり、祈りそのものです。 

祈りが天に届き、新しい世界を創造するのです。 

私にとって絵を描くことは、祈りそのものであり、世界の平和を祈ることと同義です。 

絵は生命の発露であり生命そのものです。 

「絵は宇宙を創造します」